
高齢になると
「物忘れが増えた」
「集中力が落ちた」
この様に感じることが増えます。
(ご本人様だけでなく、ご家族がそのように感じる事も少なくありません)
しかし、脳は適切に鍛えることで活性化し、認知機能の低下を防ぐことができます。
この記事では、高齢者におすすめの脳トレ方法15選を紹介し、認知症予防や脳の活性化に役立つトレーニングを詳しく解説します。
日常生活で無理なく続けられる脳トレを取り入れ、元気な脳を保ちましょう!
高齢者向け脳トレとは?効果と重要性

認知症を防ぐ脳トレとは?
脳トレ(脳のトレーニング)は、脳を刺激することで認知機能(記憶や思考・判断)の低下を防ぐ活動のことです。
適切な脳トレを継続すると
記憶力
判断力
集中力
これらが向上し認知症の予防に繋がります
脳トレの主な効果
では、脳トレが認知症にどの様な効果をもたらすのか詳しく5つのポイントに分けて解説をしていきます。
①脳の血流を促進し、活性化を助ける

加齢とともに脳の血流量は減少し、脳内の神経細胞の働きが鈍くなります。
脳トレを行うことで血流が促進され、神経細胞が活性化しやすくなるため、脳の働きを維持しやすくなります。
特に、前頭葉(記憶・思考・感情を司る)を刺激することで、認知機能の低下を防ぐ効果が期待できます。
②認知症の予防・進行の遅延

認知症の主な原因は「脳の萎縮」と「神経細胞のネットワークの減少」
脳トレを行うことで、脳のネットワークを強化し、認知症の予防や進行を遅らせることが可能です。
また、すでに認知症を発症している方でも、脳トレを取り入れることで症状の進行を抑えたり、残された認知機能を維持することができると言われています。
③記憶力・集中力の向上

脳トレの一環として「記憶する作業」を繰り返すと、海馬(記憶を司る脳の部位)が刺激され、記憶力の低下を防ぐ効果が期待できます。
また、「簡単な計算問題」や「間違い探し」などの注意力を必要とするトレーニングを行うと、集中力が向上し、日常生活の動作がスムーズになります。
④判断力・計画力の向上

年齢を重ねると、瞬時に物事を判断する力が低下する傾向があります。
これは、脳の「前頭前野」という部分の活動が衰えてしまうためです。
脳トレでは、「しりとり」や「なぞなぞ」などの思考力を必要とするゲームを行うことで、判断力や計画力の低下を防ぐことができます。
⑤コミュニケーション能力の向上

脳トレは、1人で行うよりも、家族や友人と一緒に行うことで、より大きな効果を発揮します。
特に、高齢者が孤立しがちな環境にいる場合、脳トレを通じた会話やコミュニケーションの機会を増やすことで、社会性を維持し、精神的な健康を保つことができるのです。
どんな脳トレをすればいいの?

「脳トレ」と聞くと、難しい計算や記憶力が必要なゲームを思い浮かべるかもしれません。
しかし、実際は以下のような簡単な方法でも十分に脳を刺激することができます。
ここからは簡単に出来る脳トレを15個紹介していきます。
【ゲーム感覚で楽しめる脳トレ】
①なぞなぞ
想像力を働かせながら解くことで、脳の柔軟性を鍛える効果があります。
②しりとり
記憶力と語彙力を鍛えるシンプルな脳トレ。
動物だけでしりとりを行う「ユニークしりとり」もおすすめです。
③回文を作る
上から読んでも下から読んでも同じ文章を作ることで、発想力と記憶力が向上します。
④都道府県クイズ
各都道府県の特産品や観光地をヒントにして答えるクイズ。
記憶を刺激し、脳の活性化に効果的です。
例) Q.リンゴが名産の都道府県はどこでしょう?
A.青森県
⑤仲間外れ探し
複数の単語やイラストの中から「仲間外れ」を探すゲーム。
論理的思考力を鍛えます。
例)
Q.いちご/リンゴ/バナナ/トマト、この中の仲間はずれは? A.バナナ(他の3つは色が赤色)
【記憶力・計算力を鍛える脳トレ】
⑥計算問題
簡単な足し算・引き算を繰り返すだけで、脳を活性化できます。
⑦漢字クイズ
難読漢字の読みを当てるクイズや、バラバラになった漢字を元に戻すゲーム。
⑧書き順バラバラゲーム
漢字の書き順をバラバラに書き、正しい漢字を当てる遊び。
⑨文字並び替えゲーム
バラバラになった言葉を正しい順番に並び替えるゲーム。
思考力と語彙力を向上させます。
⑩ お題ビンゴ
「好きな食べ物」「旅行したい場所」などテーマを決めて連想ゲーム形式で楽しめます。
【体を動かしながらできる脳トレ】
⑪指先体操
指先は「第2の脳」とも呼ばれ、指を動かすことで脳を刺激できます。
⑫足踏み体操
リズムに合わせて足踏みしながら数を数える。
全身の運動と脳トレを組み合わせた方法。
⑬後出しジャンケン
相手の出した手に対して「勝つ」「負ける」など指定されたパターンで後出しする遊び。
⑭歌クイズ
童謡や昭和の名曲を当てるクイズ。
懐かしい記憶を呼び起こし、認知機能の活性化につながります。
⑮体を使ったリズムゲーム
手拍子や足踏みを使ったリズムゲームで、リズム感覚と集中力を向上させます。
脳トレと生活習慣の関係
脳トレは、単なる頭の体操ではなく、日常生活全般に良い影響を与える習慣の一部として取り入れることが重要です。
高齢者の健康を維持するためには、脳の活性化だけでなく、食事・運動・睡眠・人との交流といった生活習慣全般が密接に関わっています。
これらをバランスよく整えることで、より効果的に脳機能を維持し、認知症予防につなげることができます。
①食生活と脳トレの関係

脳を活性化するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
特に、高齢者が不足しがちな以下の栄養素は、認知機能の低下を防ぐために意識的に摂取することが大切です。
脳に良い栄養素と食品
栄養素 | 効果 | 主な食品 |
DHA・EPA | 脳の神経細胞を活性化し、記憶力向上 | サバ・イワシ・サーモン・アジ |
ビタミンB群 | 脳のエネルギー代謝を助ける | 豚肉・レバー・玄米・卵 |
ポリフェノール | 抗酸化作用で脳の老化を防ぐ | 緑茶・ブルーベリー・コーヒー |
レシチン | 記憶力をサポート | 大豆製品(納豆・豆腐・味噌) |
マグネシウム | 神経の働きを正常に保つ | アーモンド・ひじき・バナナ |
脳トレの効果を最大限に引き出すためには、これらの栄養素を意識した食生活を習慣化することが重要です。
②適度な運動と脳トレの相乗効果

運動をすることは、脳トレと同じくらい認知機能の維持に重要です。
適度な運動は脳の血流を促進し、酸素や栄養素が脳細胞に届きやすくなり、脳の機能を活性化させます。
運動が脳に与える3つの効果
①脳の血流を増やし、記憶力を向上
有酸素運動(ウォーキング・ジョギング・ダンス)をすることで、海馬(記憶をつかさどる脳の部位)が活性化し、記憶力の低下を防ぎます。
②ストレスを軽減し、認知症予防に効果的
適度な運動は、セロトニンやドーパミンなどの「幸せホルモン」の分泌を促し、ストレス軽減につながります。ストレスは認知症のリスクを高めるため、運動でリラックスすることが大切です。
③バランス能力の向上で転倒防止
筋力トレーニング(スクワット・開眼片足立ち・ふくらはぎストレッチ)を行うことで、転倒リスクを軽減できます。転倒による骨折は、要介護の大きな原因となるため、筋力の維持も重要です。
脳トレと適度な運動をセットで行うと、より高い効果を期待できます。例えば、ウォーキングしながらしりとりをする、ラジオ体操の合間に簡単な計算問題を解くなどの習慣を取り入れましょう。
おうちパーソナルでは、脳トレと運動を組み合わせて実施

弊社、おうちパーソナルでは。高齢者の認知症の予防・進行を防ぐ為に、脳トレと運動を組み合わせて行っています。
認知症の予防だけでなく、筋力の向上やバランス能力の向上など様々な要素を組み合わせて行っています。
「なんだか、両親の物忘れが気になる。」
「脳も身体も衰えている気がする。」
そういったお悩みがある方は1度、ご相談下さい。
ご高齢者の運動指導の専門家がご自宅へ訪問し、認知予防/運動指導を行わせていただきます。
ホームページはこちら
まとめ:脳トレは日常生活の一部に取り入れよう

高齢者向けの脳トレは、認知症の予防や脳の健康維持に大きく役立つことが分かりました。
脳の血流を促進し、記憶力や判断力を鍛えるために、簡単な計算問題やしりとり、歌クイズなどを日常生活の中に取り入れてみましょう。
また、1人で行うよりも家族や友人と一緒に楽しむことで、さらに効果がアップします!
脳トレを習慣化し、いつまでも元気で若々しい脳を保ちましょう!
大阪を出張し運動指導を行う「おうちパーソナル」にお任せあれ!

「ご両親の認知症が気になる/防ぎたい。」
「最近、外に出る機会が減って心配。」
「介護の必要がない元気な身体を維持したい!」
こういった方に向けて、ご自宅で運動のサポートを致します!
大阪市内を中心にお客様のご自宅へ、訪問し運動指導を行います。
運動指導の専門家が指導を行いますので、安心/安全で効果的にお身体を健康に保つことが出来ます。
現在、無料体験も実施しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
ホームページ
Comments